葉っぱに血糖値を下げる効果が発見され、新たなダイエット素材として注目を集める。

果実ではなく葉っぱに有効成分が含まれる

グァバは、東南アジアや熱帯アメリカ原産のフトモモ科の植物です。日本では沖縄にも自生しており、ぱんじろうと呼ばれています。グアバの果実は、ビタミンCが豊富に含まれており、トロピカルなジュースとして人気があります。

 

しかし、このジュースは、ダイエットに効果がありません。ダイエットで注目を集めているのは果実のほうではなく、グァバの葉っぱのほうです。

グァバの葉っぱは、長さ5〜17センチ、幅4〜8センチの楕円形をしており、噛むと苦味や渋味があり、とても食用にはなりません。ただ、葉っぱは下痢や消化不良によく効くということで、一部では薬用として利用されてきました。

 

中国では血糖値を下げることから、糖尿病の薬として用いられてきました。しかし、近年、グアバの葉っぱに含まれる「グァバ葉ポリフェノール」が、血糖値を下げる効果があることがわかり、いちやく注目されるようになりました。

ポリプ工ノールは、お茶、ワインなどが有名ですが、グアバ葉ポリフェノールをはひとあじ違う働きがあります。

 

胃からは、食べものの糖質を分解してブドウ糖に変換する酵素が分泌されます。グアバ葉ポリフェノールは、この酵素の活性化をブロックするのです。糖質はブドウ糖に変換されなければ吸収されません。このことから、インスリンの分泌が抑えられるだけでなく、ブドウ糖が脂肪に変わる量が少なくなり、結果的にダイエットに効果があるわけです。

ポリフェノールのほか有効性成分が多く含まれる

グァバの葉っぱは、ポリフェノールのほか葉緑素、葉酸、ビタミンA・B2・C・E・カリウム、食物繊維が含まれています。中でも果実にもたっぶり含まれているビタミンCには、抗酸化作用があり、循環器系の病気を防止したり、皮膚の老化を防止する効果があります。

グァバの葉っぱは、一般的には乾燥させてお茶にして飲みます。そのほか、葉っぱからエキスを抽出した健康食品もあります。グァバ茶は、果実と違ってトロピカルな昧はしません。味はくせも匂いもなく、ほうじ茶のような感じでとても飲みやすいと思います。グァバ茶は日本茶と同じように、熱湯を注ぐだけでよく、甘く、ほのかな香りがただよってきます。

 

また、冷蔵庫に保存して、冷えたお茶にしてもおいしく飲めます。グァバ葉ポリフェノールを日日常的とるには、まさにお茶代わりにグァバ茶を飲むのが手軽です。しかも、グアバ茶は、ほかの健康食品よりかなり安いため、ダイエットを長続きさせることができます。

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